フルドライスーツの正しい使用法

寒くなってきましたね～
もうすぐドライスーツの季節ですが、昨日気になる事を聞きました。

フルドライスーツの使用方法を誤まったサーファーが溺れて裁判になったそうです。

裁判の結果は販売店ではなく製造メーカー（有名老舗ブランド）が敗訴し、フルドライスーツ（ブーツ付き）は製造中止になったようです。

そこで今一度、使用方法について説明しておきたいと思います。

フルドライスーツは完全防水ではないということを前提に考えてください。グローブなしであれば手首と首回りから、グローブ付きであれば首回りからの浸水は多少あります。

この浸水の量は使用者の扱いによってかなり違います。
着用したら首を内側に折り込み胸くらいまで海に浸かり余分な空気を首から抜きます。抜き過ぎると真空パックのようになって動きづらいですが‥

波をプッシングスルーで超えるときなど首に波を当てない、なるべくダックダイブ（ドルフィンスルー）する、ワイプアウトし巻かれる時は首をすぼめるなどすれば浸水を最小限にできます。
フルフェイスフードをかぶることによって首からの浸水はほとんど防げます。

過去にはブーツに大量の海水が溜まるほど浸水するというようなクレームもありましたが、ピンホールや製造上の問題がない限り使用法に問題があると考えてください。

フルドライスーツは冬のサーフィンを楽しくさせてくれるアイテムです！